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教育学部は明治７（1874）年創立の陶冶（とうや）学舎に始まり，戦前の高知師範学校を経て，昭和24（1949）年から教育学部として発足しました。陶冶学舎から数えると令和６（2024）年には150周年を迎える歴史のある学部です。この間，時代の要請に基づき改組を繰り返し，平成27（2015）年からは教員養成に特化した学部となり，現在は，幼稚園・小学校，中学校，高等学校，特別支援学校の教員と保育士を養成しています。質の高い教員の育成を使命とし，高知県の教育課題に対応するための特色あるカリキュラムを配置し，学生たちが学び成長するための場を提供しています。
教育学部では４年間を次のように位置付けて4年一貫のカリキュラムを用意しています。1年生は教職に対する興味や関心を向上させると共に，子どもと学校理解の基礎を形成する時期，2年生は教員としての基礎的な知識・力を身につける時期，3年生は教員になるための力量を向上させると共に実習を通して実践的な力を身につける時期，そして最終学年の4年生はこれまで身につけてきた理論的な力と実践的な力を統合して教員になるための最終的な仕上げをする時期です。
さらに，高知県内の学校等を訪問して児童生徒や教諭と触れ合いながら実践力を磨く機会もあり，理論と実践を結びつけ，実際の教育現場での経験を大切にしています。学校現場に近い環境の中で先進的な知識や実践力を身につけて，複雑な教育課題を解決することができる教員を目指しています。また，異なるバックグランドを持つ学生が交流し合い，共に学び合うことで，多様性を重視した教育の重要性を実感することもできます。
当学部のウェブサイトでは，入学案内やカリキュラム，研究活動，学部イベントに関する情報をご覧いただけます。また，学部のビジョンやミッションについても詳細にご紹介しておりますので，ぜひご一読いただき，教育学部の教育理念をご理解いただければと思います。
最後に，教員としての旅路は時に厳しいものかもしれませんが，その先に広がる児童生徒たちの成長や喜び，そして教育がもたらす社会への貢献は計り知れません。そのやりがいと喜びを感じながら，教員としてのキャリアを歩んでいってもらいたいと思います。学び舎としての高知大学教育学部は，皆さんがその可能性を最大限に引き出し，自分自身の道を見つけるお手伝いをすることに誇りを持っています。学生一人ひとりの成長を大切にし，教員になりたいという皆さんの夢を応援しています。
私たちと共に，教育の舞台での挑戦と喜びを共有し，素晴らしい学びの旅に出発しましょう。