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  2. 教育学部の学び(カリキュラム)

こどもたちに豊かな人間教育を

教育理念

教育学部・大学院教育学専攻(朝倉キャンパス)

本学部は、質の高い教員の育成を目的としています。
特に、高知県の教育課題である道徳教育や 特別支援教育など心の教育や、グローバル化に対応した 英語教育、理数技術系の向上に質する科学技術教育など 学力向上に寄与する教員プログラムに力を入れています。
併せて、運動、音楽、絵画等を基盤とした 修学前教育にかかわる教育者・保育者の育成も重視しています。

 

高知大学教育学部4つの強み

①高い専門性を身につけられる
本気の教員になるために、「学校」や「子どもの発達」、「教科の内容や指導方法」の3つの専門性を、基礎からしっかりと学ぶことができます。
②現場(実践)に強い
1年生から4年生までのすべての学年で実習を経験します。理論と実践を往還することで実践的指導力を習得することができます。
③全校種・全教科の免許が取得可能
小学校一種教員免許および中学校一種教員免許を中心として、保育園、幼稚園、高等学校、特別支援学校の幅広い教員免許を取得することができます。
④充実した就職支援と高い就職率
手厚い教育就職サポートを受けることができます。

カリキュラム(4年間の学びの構造)

教育学部で身につける力量形成のステップ

1年生

教職に対する興味や関心を向上させると共に、子ども理解と学校理解の基礎を形成する時期です。

教職への入門、子ども理解(1年生)

  • ● 初年次教育

    共通教育の科目ですが、学部ごとにクラス分けをして受講します。「大学基礎論」「課題探求実践セミナー」「大学英語入門」「英会話」「情報処理」「学問基礎論」が必修科目となっています。 このうち、「大学基礎論」「課題探求実践セミナー」では、実際に子どもたちと交流を行う「フレンドシップ」というプログラムを行います。英語に関する科目は習熟度別で行います。小学校でも英語の学習がはじまるので、しっかり学習したいものです。 「情報処理」ではパソコンの扱い方を、「学問基礎論」では担当の先生の下で、大学での学び方や研究について学んでいきます。

  • ● フレンドシップ

    1年次の必修授業で、4年間一貫した実習系授業の中のはじめの実習です。地域の方々や教育委員会、小学校にご協力頂きながら子どもたちとふれあう活動を行います。自分たちでさまざまな企画やゲームを立案、実行し、省察活動を行います。一人ひとりが自己の活動を振り返り意見交換することで、自己の課題に気づき教師へのイメージを明確にします。

  • ● 教職キャリア開発論演習

    各学年で学修したことの検証と省察を行い、次年度に向けての自己課題を明らかにしていくとともに、教職キャリアイメージを明確にする。

  • ● 初等教科

    小学校の先生は、すべての科目の授業が担当できなくてはなりません。 そのため、1年生では「国語」「算数」「理科」「生活科」「社会」「体育」「音楽」「図工」など、各教科の内容を学んでいきます。 例えば国語では書写や文章の読み方、漢字などを学びます。 主に小学校で教える内容を対象に、教科の力を付けていきます。

1年生では

大学での学びに必要な英語や情報処理を学ぶと同時に、子ども達との活動やボランティア活動など、体験的に子ども達の実態を学びます。また、教育の基礎的なことがらを学ぶ授業もあります。

2年生

子どもへの理解を深化させるとともに、教員としての基礎的な知識・力を身につける時期です。

教職の基礎、学校理解(2年生)

  • ● 支援実習

    2年次の選択必修授業で、中山間地域の小規模校において、運動会など学校行事や祭りなど地域行事、授業への支援活動を年間を通して定期的に行います。大学での準備、実習校での実践、省察活動などを、十分に時間をかけて取り組みます。子どもたちや先生方、地域の方々との交流を深め、目指す教師像の具体的なイメージを持つ活動です。

  • ● 特別支援教育概論

    現代の学校には、様々な子どもたちが学んでいます。そのため、高知大学教育学部では、たとえ普通学級の先生であっても、支援を必要とする子どもたちを理解し、支援できるよう、特別支援教育概論を必修としています。障がいを持つ子どもたちの理解と指導法を学ぶ授業ですが、ここで学んだ内容は、すべての人が同じように学べる学校づくりに活かしていけることでしょう。

  • ● 初等教科指導法

    1年生で学んだ教科の内容を、「実際にどのように子どもたちに教えるのか」を学ぶ授業です。各教科ごとに授業があります。実際の子どもたちの状況をイメージして、授業を実施する計画書である「学習指導案」を作り、模擬授業を行います。同級生たちと協力したり、時には切磋琢磨しながら、小学校の先生になるための力をつけていきます。

  • ● 観察実習

    教育実習の準備を行うとともに、授業づくりや授業実践の基礎を学ぶ。

  • ● 介護等体験

    個人の尊厳や社会連携に対する理解を深める。

  • ● 教職キャリア開発論演習

  • ● 保育内容指導法

  • ● 中等教科指導法

  • ● 教育学・心理学

2年生になると

各教科教育、教育科学や特別支援教育などのコースに所属します。同時に、小学校免許取得に必要な科目や、特別支援教育に関する基礎的な授業など、本格的に教育学部の専門科目が増えてきます。教育学部らしくなってくる学年といえるでしょう。

3年生

引き続き教員になるための力量を向上させるとともに、実習を通し実践的な力を身につける時期です。

学習指導の基礎力養成(3年生)

  • ● 教育実習

    3年次および4年次で行う必修授業です。附属小学校または附属中学校において4週間の実習を行います。学生は複数名で1クラスまたは教科を担当し、教科指導を中心とした実習を行います。それまでに学んできたさまざまな理論や技術を適用・検証することを通して実践的指導力を身につけるとともに、学校教育にかかわる研究上の課題を検討します。

  • ● 保育実習

    幼児教育コース学生を対象とした、2~3年次の必修/選択必修授業です。保育所、児童養護施設や乳児院など児童福祉施設で実習を行います。講義で学んだ保育原理や保育内容などの様々な知識・技術を、子どもたちとかかわりながら実践的に学び、保育士として必要な乳幼児の成長・発達への援助や保護者への子育て支援に関する能力を習得します。

  • ● 教材開発演習

    はじめて現場で「先生」を経験した教育実習が終わると、様々な課題が見えてきます。この授業では、教育実習が終わった2学期に、教育実習を振り返り、「もっと良い先生」になるために教材分析をやり直します。その上で、教え方を再び考えていきます。教科指導法の先生と教科内容の先生とが共同で実施する授業ということも特徴で、本学部の特徴的な授業の一つです。

  • ● 専門(教科)

    免許取得希望教科に合わせて、より深い内容を学んでいきます。教育学部の専門の範囲は広いので、「国語」や「英語」では文学部、「数学」や「理科」は理学部、「美術」や「音楽」は芸術学部などと同じように、より深い内容を学びます。実際に先生になったとき、深い知識をどれだけ持っているかが問われます。様々な教科だけでなく、心理学や教育学など、コースや取得希望教科に応じて深い力をつけていきます。

  • ● 特別支援教育指導法

  • ● 保育内容指導法

  • ● 中等教科指導法

  • ● 中等教科内容

3年生の山場は

なんといっても教育実習です。専門的な内容を学びながら、実際に小学校や中学校で教壇に立ち、教員に向けての実践力を磨いていきます。また、3年生では各コースに所属する先生方とのゼミ(専門演習)もはじまります。テーマを決め、4年生の卒業論文に向けての学習と研究がスタートします。

4年生

これまでの学習で身につけてきた理論的な力と実践的な力を統合して教師になるための最終的な仕上げをする時期です。

実践的指導力の統合・深化(4年生)

  • ● 教職実践演習

    先生になるための4年間の集大成がこの授業です。1年生の時から、毎年年度末には自分の学びを振り返り、身についたことや課題を「履修カルテ」に書いていきます。これを振り返り、最後の課題を自ら設定し、模擬授業や学級経営に関するシミュレーションを行います。この授業が終わった時、きっと一人前の先生としてデビューする準備ができていることでしょう。

  • ● 応用実習

    4年次の選択必修授業で、県内の公立小・中学校において2週間の実習を行います。学生は附属小/中学校での教育実習を経験して、教師になるために解決すべき自分の課題を設定し実習に臨みます。実習中は、授業での教科指導とともに、学校行事の準備・運営や、生徒指導、地域や保護者との連携など実際の教師が行うさまざまな活動に取り組みます。

  • ● 卒業論文

    3年生から「専門演習」という、ゼミでの活動が始まります。各先生のもとで、研究、発表などを続けていきます。この集大成となるのが4年生の卒業論文。2年間のゼミでの学びをふまえ、研究し、一つの論文をまとめていきます。締め切り前には友人と励ましあいながら執筆する姿も見られますし、「ちょっと大変」と思うこともあるでしょうが、自分の研究がまとまったときの達成感は、きっとかけがえのないものになると思います。

  • ● 特別支援教育実習

  • ● 特別支援教育内容

4年生では

卒業に向けての総仕上げ。ゼミを通じて卒業論文に向けての研究、それまでの実習を経て、教員になるための総仕上げである教職実践演習など、目の前に学校の先生が見えてくることでしょう。

このほか、幅広い教養を身につけるための共通教育の授業も4年間を通じて学ぶことになります。
なお、幼児教育コースは独自のカリキュラムを持っており、1年生から専門的な内容を学びます。2年生では実習がはじまります。

それぞれのコースに特色がありますが、4年一貫の実習を通じた実践力を身につけられるのが特徴です。取得できる教員免許も多く、卒業に必要なのは小学校・中学校の教員免許の取得ですが、幼稚園、高等学校の免許も取得できる点も魅力です。

※科学技術教育コースなど一部を除く